2024年08月22日

中小企業が取り組むべき防災対策7選

非常持出袋
9月は防災月間です。
従業員の安全を確保するための備えやオフィスフロア内の耐震対策はしていますか?
今回は、防災対策を7つご紹介します!
  

1.緊急時の連絡網作成

パソコンで資料を作成する人
全従業員の連絡先情報を最新に保ち、緊急時連絡網を作成します。
作成の手順は以下の通りです。

1.連絡網の作成

・企業関係者(経営者、従業員、取引先など)の連絡先を一覧にする
・緊急時の連絡順序や役割分担を明確にする

2.連絡手段の確保

・固定電話、携帯電話、メールなど、複数の連絡手段を確保する
・停電時にも使える衛星携帯電話の準備も検討する

3.定期的な確認と更新

・連絡先の変更があった場合は、随時連絡網を更新する
・年に1回程度、連絡網の確認と訓練を行う

4.関係機関との連携

・地方自治体の災害対策本部や警察、消防など、関係機関の連絡先も確保する
・地域の企業や商店街とも連携し、情報共有体制を構築する

5.従業員への周知

・作成した連絡網を従業員全員に周知し、緊急時の対応を共有する
・連絡網の場所や確認方法を明確にしておく
  

これらの対策を講じることで、企業の事業継続に向けた強固な連絡体制が構築できます。
クラウドや紙ベースでの管理を行い、迅速に情報伝達ができるように準備することが重要です。
定期的な見直しと訓練を行い、実効性の高い連絡網を維持しましょう。

2.定期的な避難訓練の実施

定期的な避難訓練を実施し、避難経路や集合場所の確認を行います。
消火器を持つ人
防災訓練の手順は以下の通りです。

1.訓練の目的の設定

 地震、火災、水害など、想定される災害のリスクを把握する
 従業員の安全確保や事業継続のためにどのような訓練が必要かを検討する

2.訓練の計画立案

 訓練の内容(避難訓練、初期消火訓練など)を決める
 実施時期、所要時間、参加者などを具体的に定める

3.訓練の準備

 避難経路の確認や非常用物品の確認など、訓練に必要な環境を整備する
 従業員への事前周知や役割分担の決定など、参加者への準備を行う

4.訓練の実施

 想定した災害シナリオに沿って、落ち着いて訓練を進める
 従業員の行動や所要時間などを記録し、課題を抽出する

5.訓練の検証と改善

 訓練の結果を分析し、課題や改善点を明確にする
 次回の訓練に向けて、計画や手順の見直しを行う

6.定期的な実施

 年1回以上の定期的な訓練を行い、従業員の防災意識を高める
 事業環境の変化に合わせて、訓練内容を見直していく
  
  
防災訓練の実施は事業継続に不可欠です。
安全に避難できるようにオフィス内の通路には物を置かず、常に避難経路を確保しておきましょう。
また、従業員に対して地震発生時の行動や避難方法を周知徹底することで、実際の地震が起きた際に冷静に行動できるようになります。
シミュレーションを通じて、従業員が緊急時に迅速かつ安全に行動できるようにトレーニングを行います。

3.防災用品の備蓄

水
水、非常食、簡易トイレ、救急キットなどの防災用品をオフィス内に備蓄します。
非常時に備えて、防災グッズ(懐中電灯、非常食、飲料水、応急処置キットなど)を最低3日分の
備蓄を目標に揃え、定期的に消費期限を確認しましょう。
また、簡易トイレや毛布などがあるとより安心です。
定期的な点検と補充を行い、従業員数や事業内容に応じて適量を準備しましょう。
災害に備えた万全の体制づくりが、企業の事業継続につながります。

4.リスク評価と対策計画の作成

企業にとって、災害に備えた適切な防災計画を策定することは非常に重要です。
オフィスおよび周囲の環境リスクを評価し、特定の災害に対する対策計画を作成します。
地震による転倒防止策や火災時の避難計画を具体化するのもおすすめです。
  
効果的な防災計画の策定方法をご紹介します。

1.事業継続計画(BCP)の策定

 災害発生時に事業を継続するための具体的な対応策を検討し、BCPを策定しましょう。
 重要な業務や資産、従業員の安全確保など、様々な観点から計画を立てます。

2.リスクアセスメントの実施

 自社の事業に影響を及ぼす可能性のある災害リスクを洗い出し、その影響度を評価します。
 これにより、優先的に対策を講じるべきリスクが明確になります。

3.防災体制の構築

 災害発生時の初動対応や復旧活動を円滑に行うため、社内の防災組織や役割分担を定めましょう。定期的な訓練も実施し、実効性を高めます。

4.関係者との連携

 行政や地域の防災組織、取引先などと連携し、情報共有や協力体制を構築することで、
 より強靭な防災体制を築くことができます。
  
以上のような取り組みを通じて、企業の防災力を高めていくことが重要です。
災害に強い企業づくりを目指しましょう。

5.情報共有と意識向上

研修を受ける人
全従業員が防災についての知識を共有できるよう、定期的に防災に関する勉強会などを開催します。
  
意識を向上させ、統一された防災意識を持たせることが大切です。
従業員一人ひとりが災害時の行動を理解し、適切に対応できるようにしておきましょう。

6.備品の耐震対策

オフィス風景
オフィスフロア内で実行できる耐震対策には、次のようなものがあります。

1.家具と備品の固定

 本棚やキャビネット、机などの家具を壁や床にしっかりと固定し、地震時の転倒を防ぎます。
 特に高い家具は安定させるために専用の固定器具を使用することが推奨されます。

2.書棚や棚の整理

 重いものは棚の下部に配置し、軽いものを上部に置くようにします。
 物が棚から落ちないように、滑り止めマットやストッパーを活用することが効果的です。

3.機器の安定化

 コンピュータやプリンター、コピー機などのオフィス機器を固定し、地震時の転倒や落下を防ぎます。地震用の粘着ジェルなどを使用することで、簡単に固定が可能です。

7.ITインフラの対策

災害時の事業継続に向けて、計画的な取り組みが重要です。
  
デジタルデータのバックアップを定期的に行い、クラウドストレージを活用して重要データの安全性を確保します。
停電時に備えて、UPS(無停電電源装置)の設置も検討します。
固定電話やインターネット回線は、通信手段が途絶えないよう、携帯電話やサテライト回線など、複数の通信手段を確保しましょう。
  
サーバやネットワーク機器は耐震・耐浸水仕様のラックに設置するなど、物理的な対策を行うことで、耐災害性強化ができます。
重要なシステムについては、代替システムの構築や、クラウド活用などにより、冗長化を図ります。
  
これらの対策を組み合わせることで、ITインフラの強靭性を高めることができます。

まとめ

防災用品を安全に保管するアイテムとして、錠付きのキャビネットが適しています。
リスタでは様々な収納家具を販売しています!
  
また、当社はアスクルの正規販売代理店です。防災用品をはじめ、コピー用紙や文具などオフィス用品も手配が可能で、法人向けのビジネスプランもございます。気になる方はぜひ最寄り店舗までご相談ください!

  
防災意識を高め、万が一の際に従業員の安全を最優先に行動できるよう、今から準備を始めましょう。
  
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